【那須】親元で就農する後継者を支援しようと、町は6月1日から「農業後継者支援事業」の運用を始める。親元での就農者に対する給付金のほか、稲作や園芸農家への機械購入費と農業者年金の保険料を補助する。町によると総合的な親元就農者支援は県内初。これまで国の支援対象が基本的に新規、独立就農者に限られており、「支援の空白区」といえる親元就農者を支えることで、後継者確保による農業振興を目指す。

 30日の定例記者会見で町が明らかにした。

 対象は町から農業経営改善計画の認定を受けた認定農業者の55歳以下の子やきょうだい、孫、おい、めいなどで、経営内容を変えずに地域農業の担い手として就農する「親元就農者」。

 支援メニューは三つ。就農初年度に給付金30万円を支給するほか、農業年金に加入する場合に月額保険料のうちの1万円を1年間補助する。また、町内では畜産農家と比べ稲作や園芸など(耕種)の農家の後継者確保が課題で、耕種農家の親元就農者が規模拡大する際に、機械購入費の3分の1を補助(上限100万円)する。町単独事業で予算額は626万円。