重文「木造エラスムス立像」のレプリカ11月公開 佐野、山城サミットの冠事業

 【佐野】上羽田町の龍江院(大沢光法(おおさわこうほう)住職)が所有する国指定重要文化財「木造エラスムス立像」のレプリカが11月18日、吾妻地区公民館で公開されることになった。現在、同像は国立博物館(東京都)で管理されているが、長年、地元での見学が熱望されていたことから、実物同様の木像を制作することになった。公開日は「全国山城サミットin佐野」の1週間前で、同サミット実行員会からプレ事業としても認定された。

 同像は1600年、現在の大分県に漂着したオランダ船「リーフデ号」の船尾に付いていた。同乗していたウイリアム・アダムス(三浦按針(みうらあんじん))と佐野市ゆかりの武将牧野成里(まきのしげさと)との縁で、牧野家の菩提(ぼだい)寺である同寺院に伝わったとされる。

 同像のレプリカは、地元の有志らが「秘宝エラスムス立像に学ぶ会」(荒井修(あらいおさむ)代表)を結成し制作。「本物に近いものを」と、市出身の彫刻家笹川(ささがわ)むもんさん=富山県在住=に依頼した。