日光山輪王寺で銅瓦の願掛け奉納スタート 修理中の三仏堂屋根に設置 日光 

日光山輪王寺で銅瓦の願掛け奉納スタート 修理中の三仏堂屋根に設置 日光 

 【日光】「平成の大修理」が進む山内の世界遺産日光山輪王寺・本堂「三仏堂」で25日、屋根に取り付ける銅瓦に参拝者が願い事を書き入れる願掛け奉納がスタートする。奉納を受けて僧侶が祈祷(きとう)し、6月から1年ほどの工期で順次、張り替え作業などを行う。今後数百年にわたって屋根に参拝者の思いが残される趣向で、ゴールデンウイーク後の観光の目玉にもなりそうだ。

 三仏堂の修理は2007年に始まり、19年完成予定。建物の解体・組み立てや主要部分の塗装は終え、現在は屋根の張り替え作業が進む。輪王寺は屋根の下地となる木板でも願掛け奉納を実施。15年11月~今年4月に約5万3千枚が奉納された。

 銅瓦は計約4万8千枚が上下2層構造の屋根に取り付けられる。屋根の張り替えは昭和の大修理以来、56年ぶり。今回は江戸時代の銅瓦を3D計測して伝統的な形状をよみがえらせた厚いものを使うなどし、「数百年、雨漏りしない屋根となる」(輪王寺)という。

 奉納所は三仏堂を覆う「素屋根」の1階に設置。参拝者は銅瓦の裏面に願い事と日付、名前を書き入れて奉納する。先着順で、一連の作業が完了するまで受け付ける。奉納料は1枚2千円。全額が修理費用に充てられる。拝観料(大人400円)も必要となる。

 (問)輪王寺0288・54・0531。