ブレックス、決勝進出支えた「黄色い魔力」 ホームの空気に相手チーム惑う

 まるで黄色い魔力だ。会場を埋める栃木ブレックスファンには、相手を惑わし、狂わすパワーがある。

 ブレックスのホームゲームで行われたBリーグチャンピオンシップ準々決勝、準決勝は、4日間全て収容率100%を超える大入り。ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)はチームカラーの黄色を身につけたファンで膨れあがった。

 千葉、三河の両敵将は、敗戦の弁にこんな言葉を残している。「この素晴らしいアリーナの雰囲気が栃木の力になったことは間違いない」(千葉・大野篤史(おおのあつし)監督)「雰囲気にのまれてしまうというのはあった」(三河・鈴木貴美一(すずききみかず)監督)

 三河との準決勝第3戦は「ゴー、ブレックス!」「ディーフェンス!」の大合唱に加え、スチールや得点のたびにアリーナが割れんばかりの爆発的な大歓声が上がり、相手の致命的な判断ミスを誘った。

 鈴木監督は「最後はうちらしくないミスが出た。栃木のファンが素晴らしい声援を送っていて、なかなか僕の指示が遠くの選手に届かなかった。もう少し静かだったなら…」と肩を落とした。

 ホームの力がどれほど心強いか、ブレックスの全員が分かっていた。