福田富一(ふくだとみかず)知事は23日の定例記者会見で、2016年度の本県の農産物輸出額が初めて2億円を超え、前年度の2倍超の2億7724万円となったと発表した。初めて1億円を突破した15年度に続き順調に輸出が伸びており、3年連続で過去最高を更新した。いずれも2倍程度の伸びを示した牛肉、サツキ、ナシの「にっこり」がけん引した。

 農産物輸出額は14年度が9465万円で、15年度は前年度比4割増の1億3288万円と順調に増加してきた。県は16~20年度の「とちぎ農産物輸出戦略」で20年度に輸出額3億円達成を掲げているが、このペースを維持できれば計画2年目に当たる本年度で目標を超える可能性がある。

 福田知事は「3億円の早期達成を目指し『オールとちぎ』で輸出の拡大に取り組んでいく」とした上で「(達成したなら)できれば次の目標額を掲げることにつなげたい」と目標値の上方修正を示唆した。

 輸出品目の内訳は、牛肉が約60%(約1億6千万円)、サツキなど花卉(かき)が約25%(約7千万円)、青果物とコメが約15%(約4千万円)。コメはこれまで香港のみだったが、欧州連合(EU)へ新たに輸出が行われた。