豪雨災害を想定して行われた県警の救出救助訓練=21日午前11時5分、上三川町上郷

 豪雨で川の堤防が決壊し、人が取り残されたことを想定した救出訓練が21日、上三川町上郷の鬼怒川河川敷で行われた。西日本豪雨など相次ぐ災害を受け、県警警備2課や機動隊のほか、県内全19署の警察官ら計約50人が雨の中、本番さながらの救出活動を展開した。

 2015年9月の関東・東北豪雨を受け、県警は16年から豪雨災害を想定した訓練を毎年実施。氾濫した川に住宅街が巻き込まれ、2カ所の高台に男性計3人が孤立した設定で行われた。今回は初めて19署の警察官も参加した。

 訓練では、110番通報から出動したヘリから降下した隊員が男性1人を抱きかかえて救出。残る2人は表面温度を感知できる小型無人機「ドローン」で所在地を探り、その情報を基にボートで接近し救助した。

 ドローンと手持ちのビデオカメラで撮影した訓練の様子は県警本部と全19署に配信された。本村誠(もとむらまこと)警備2課長は「実際はもっと雨が降ることもある。全国各地で災害が起き、いつ何時出動するか分からない。訓練を頭にたたき込み、今後に生かしてほしい」と講評した。