トライアスロン世界大会で初優勝 真岡の郵便局員渡辺さん けが押して出場、執念で栄冠

 【真岡】上大沼、郵便局員渡辺優介(わたなべゆうすけ)さん(31)が、横浜市内でこのほど開催された東アジア唯一のトライアスロン世界大会「世界トライアスロンシリーズ横浜大会」一般参加部門に初めて臨み、総合優勝を果たした。「仕事を競技に取り組む際の言い訳にしたくない」と、真岡市内の郵便局で働きながら日々ハードなトレーニングに努める渡辺さん。大会前にオーバーワークで足を負傷しながらも強行出場し、執念で栄冠を勝ち取った。

 県内のマラソン大会などに精力的に参加していた渡辺さんが同競技に出合ったのは2013年。膝を故障し、リハビリとして自転車に乗り始めたのをきっかけに挑戦。16年9月に新潟県佐渡市で行われた大会で優勝するなど各地の大会で好成績を収めている。

 今月中旬に開かれた世界トライアスロンシリーズ横浜は、都市部で行う大会として沿道のギャラリーも多く、例年競技者の人気を集めている。渡辺さんが出場したのはオリンピッククラスの選手を除いた一般参加部門で、約900人がエントリーした。コース全長は51・5キロ(水泳1・5キロ、自転車40キロ、ランニング10キロ)。

 序盤の水泳で45位と大きく出遅れた渡辺さんは、続く自転車でごぼう抜き。一気に3位に上がり、得意のランニングで昨年の優勝者とデッドヒートを演じ、残り2キロの地点で一気に引き離してゴールした。