逆転劇にファン涙も ホーム包む歓喜の渦 ブレックス決勝へ

 今季ホーム最終戦に待っていたのは、まるでドラマのような逆転劇だった。総立ちで歓声を響かせ、涙を流し、抱き合うファン。ブレックスの決勝進出が決った21日、約4千人で埋まったブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)は地鳴りを上げた。

 Bリーグの初代王者を決める「チャンピオンシップ(CS)」の準決勝。2戦先勝方式で、前日に先勝した東地区1位のブレックスと西地区1位の三河。地区王者同士の意地とプライドが激しくぶつかった。

 緊迫した場面は幾度となく訪れ、そのたびに会場は歓声で揺れた。

 第2戦は19点差を追う最終クオーター。熊谷尚也(くまがえなおや)、渡辺裕規(わたなべひろのり)両選手の3点シュートなどで猛追し、一時同点まで詰め寄る。続く第3戦も、後半に4点差を追い付き、残り2秒でライアン・ロシター選手が逆転シュート。この日最高潮の盛り上がりを生んだ。

 第3戦の途中から涙が止まらなかったという宇都宮市、今井真由美(いまいまゆみ)さん(44)は「田臥勇太(たぶせゆうた)選手と鎌田真吾(かまたしんご)社長の悔し涙はもう見たくない。ファンも気持ちが一つになっていた」と興奮しきりだった。

 CS準々決勝で1月の全日本総合選手権で負けた千葉を撃破し、準決勝では2年前のプレーオフ(PO)で負けた三河を退けた。27日の決勝では、昨年のPO準決勝で敗れた中地区1位の川崎と対戦する。