「原因究明」への思い共有 長野の関係者と意見交換 那須雪崩事故

 那須町で登山講習会中だった大田原高の生徒と教諭計8人が死亡した雪崩事故の遺族らが21日、1989年に長野県白馬村で教員1人が犠牲になった雪崩事故の関係者と、那須塩原市内で初めて面会し意見交換した。遺族らは、長野県の関係者の「怒りや苦しみが消化不良にならないためにも原因究明が必要だ」などとする話に耳を傾け、再発防止を求める思いを共有した。

 会合には89年の事故時、犠牲になった教員の隣で雪崩に巻き込まれた元教員赤羽康定(あかはねやすさだ)さん(70)=同県松本市=と雪崩研究家の中山建生(なかやまたつお)さん(72)=横浜市=が参加し、那須町の事故の遺族ら11人と面談した。

 2人は15日に那須町の現場を視察しており、二つの雪崩事故の類似点などを説明。遺族らからは雪崩が起きやすい地形や状況などを尋ねる質問が相次いだ。