ドレスの染料はイチゴ果汁 「宮づくりネット」がプロジェクト始動 宇都宮

 【宇都宮】地域活性化に取り組む市内のボランティア団体「宮まちづくりネットワーク」(坂本安男(さかもとやすお)代表世話人)は、市内産イチゴの果汁で染めた布による「宮いちご染め」プロジェクトを始動させた。目玉として、坂本代表世話人(65)=本町=の長女でウエディングドレスデザイナーの坂本愛里(さかもとあいり)さん(35)=材木町=がいちご染めの華やかで愛らしい色合いのドレスを制作。今後、イベント会場などに展示し市内産イチゴをアピールするほか、スカーフなど小物類の注文に応じ「宮いちご染め」の魅力を発信していく。

 同プロジェクトは、市や農協などでつくる「うつのみやアグリネットワーク」が展開する2016年度アグリビジネス創出促進事業に認定され、補助を受けた。市が掲げる「農業王国うつのみや」の推進に寄与するのが狙い。

 市内のイチゴ生産農家と連携し、出荷できない規格外のとちおとめを活用。搾りだした果汁で布を染め、ファッション性やデザイン性のある商品の提供を目指している。

 愛里さんはかつて、結婚する親友のためイチゴ果汁で染めたウエディングドレスを制作した経験があり、プロジェクトに協力。今回は、よりイチゴらしさが伝わるようなデザインにこだわった。

 500キロ分のイチゴを搾り、果汁は色むらが出ないよう何度も漉(こ)すなどしてシルクの布に染色した。