文部科学大臣奨励賞を受賞した亀井さん

「三體千字文」の一部(亀井さん提供)

文部科学大臣奨励賞を受賞した亀井さん 「三體千字文」の一部(亀井さん提供)

 第45回記念銀河書道作品展で、足利市、群馬県桐生高3年亀井寛玖(かめいかんきゅう)=本名美玖(みく)=さんが最高賞の文部科学大臣奨励賞を受賞した。幼い頃から同展に出展し、初めての最高賞。「信じられなかった。純粋にうれしい」と声を弾ませた。

 同展は書道研究銀河会(埼玉県)などが主催。幼児から高校生までが題材を自由に選んで応募し、今回は1300点が寄せられた。

 亀井さんの作品は「三體千字文(さんたいせんじもん)」。重複しない1千の漢字を楷書、行書、草書の3書体で書いた。「これまでの集大成として、基本に立ち返ることができる題材を選んだ」。1センチ角の升目に一画ずつ書き入れ、完成までに約4カ月かかった。

 昨年も入賞したが、納得する出来ではなかった。「自分が満足するいい作品を書く」ことを目標に、昨年10月に作品の練習を始めた。清書期間中は受験勉強や生徒会活動の忙しさから焦りそうになったこともあったが「筆が急いで文字が崩れた経験を思い出し、自分と向き合って書くことができた」と振り返る。

 亀井さんは幼稚園で開かれた書道教室をきっかけに、小学校入学時に書道を始めた。市内の書道塾で約12年間、講師の大川司寛(おおかわしかん)さん(55)の指導を受けてきた。「大学進学後も書道に関わっていきたい。いろんな経験を積んで、また改めて三體千字文を書いてみたい」と笑顔で話した。