青パパイアの実の規格や扱い方などを確認する生産者ら

 【佐野】沖縄県や東南アジアで流通する青パパイアの生産が、市内で本格化している。耕作放棄地の解消などを目的に昨年試験的に始まり、市内各地の計1・5ヘクタールで生産されるまでに拡大した。今年は本格出荷を見込んでおり、20日には戸室町の三好生活改善センターで目ぞろえ会が開かれた。

 青パパイアは熟す前のパパイアで、ポリフェノールやビタミンCなどを多く含む栄養価の高い食品とされる。青パパイア自体に味はないが、天ぷらにしたり、サラダに混ぜたりして食べるという。

 市では旧葛生、田沼両地域の山間部で、耕作放棄地の拡大が深刻な問題となっている。放棄地は数年で草が生い茂り山と一体化し、農作物に害をもたらす動物の隠れ場にもなる。 そこで昨年、JA佐野が生育中の管理が楽で育てやすい青パパイアに目を付け、市内農家に放棄地での生産を推奨。現在では、生産者組織「青パパイヤ栽培研究会」(黒田義明(くろだよしあき)会長)が組織され、会員35人が生産に取り組んでいる。