県環境森林部は17日、足利市羽刈町の金属製品製造業者の敷地内にある井戸1カ所から環境基準の6倍のトリクロロエチレンを検出したと発表した。健康被害は報告されていない。

 トリクロロエチレンは神経系への影響が認められる有害物質で、環境基準は1リットル当たり0・01ミリグラム。事業者が昨年12月、自主的に地下水を調査し発覚した。

 報告を受けた県と同市が今年3月と4月、事業場敷地内の1井戸と周辺の24井戸の水質を調査した結果、敷地内の1井戸から1リットル当たり0・06ミリグラムのトリクロロエチレンが検出された。製造工程で長年にわたりトリクロロエチレンを使用しており、地下水の汚染につながったとみられる。