ブレックス、ド派手演出 CSで巨大幕初登場

ブレックス、ド派手演出 CSで巨大幕初登場

 ブレックスの大逆転劇に沸いたBリーグチャンピオンシップ(CS)準々決勝。会場となったブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)は、特別仕様の派手な演出が観客のボルテージを上げた。ホームアドバンテージを存分に生かしたCS限定の演出。鎌田真吾(かまたしんご)社長は「他のクラブがやっていないことをやりたかった。ここがヤマ場。より応援に熱が入る状況をつくりたかった」と意図を話した。

 13、14日の千葉戦。スターティングファイブ(先発)発表の直前だった。会場が暗転した後、突然、天井から床面まで縦15メートル、横7・2メートルの巨大な白い幕が4面下り、コンピューターグラフィックスを駆使した選手のプレー映像などが投映された。ブレックスのロゴが映し出されると、アリーナは息をのんで見上げていたファンの大歓声に包まれた。

 CSのホーム開催が決まった4月30日以降、スタッフがアイデアを出し合い、来場者全員が楽しめるよう、コート上の空間を使った今回の演出を企画した。米NBA・レイカーズのオープニング演出を参考にしたという。音楽もリニューアルした。

 レギュラーシーズンにはなかったサプライズの演出に、会場からは「うそでしょ」「すごい」「泣きそう」と声が上がった。リーグの盟主を自負する鎌田社長は「アリーナの雰囲気づくりにはプライドがある。チーム、ファンだけが頑張っているというのではなく、フロントも本気で日本一を取りに行くという気持ちでやっている」。

 リーグ関係者は「ファンの期待に応えるエンターテインメントはリーグも求めている。素晴らしい試みだった。こうした取り組みが浸透していけば」と話した。

 「これからもいろいろチャレンジして、スタンダードを上げていきたい」と鎌田社長。たった数分間の演出に、クラブの本気度が凝縮されていた。