高齢者宅からごみを回収する町職員

 【野木】家庭ごみを集積所まで出しに行くのが難しい1人暮らしの85歳以上の高齢者らを対象に、町は「ごみ出しサポート事業」を始めた。19日現在、利用者は4人で、町職員が週1回自宅へ出向き、ごみを回収する。同時に安否や健康状態を確認する「見守り」も行う。当面は職員が直接行うことで経費が発生しない「ゼロ予算事業」として続ける方針だ。

 可燃ごみ、危険物、ペットボトルや缶などの資源物…。分別が進んだ分、ごみを出す回数も増えた。

 町中心部で1人暮らしの女性(89)は7月にサポート事業を依頼するまで、手押し車にごみを載せて運んでいたという。特に資源物は衣類などかさばる物が多い上に、集積所が遠く「おっくうで持って行けなくなった」。だが、町職員が回収に来てくれるようになり「苦しみが解消した」と笑顔を見せる。