めぶきFGの足銀、純利益14%減の264億円 マイナス金利や手数料減が影響

 めぶきフィナンシャルグループ(FG)の足利銀行(松下正直(まつしたまさなお)頭取)が12日発表した2017年3月期決算(単体)は、経常利益が前期比16・5%減の332億7400万円、純利益は14・4%減の264億1200万円。経常収益は2・7%減の977億6800万円で、減収減益となった。昨年2月に日銀が導入したマイナス金利政策の影響により、貸出金利息が減ったほか、投資信託や保険などを販売した際の手数料収入も減少したことが要因。

 12日にめぶきFG傘下の常陽銀行本店(水戸市)で寺門一義(てらかどかずよし)めぶきFG社長兼常陽銀頭取と記者会見した松下頭取は「純利益は減益となったが、(業績予想に対する)達成率は125%」と説明した。

 貸出金利息は5・0%減の510億1700万円。貸出金平均利回りは前期の1・28%から1・20%に低下した。18年3月期は0・06ポイント低下と予想しており、厳しい環境は続きそうだ。

 17年3月期で、売上高に相当する業務粗利益は前期比2・4%減の823億円。実質業務純益は4・0%減の358億800万円。本業のもうけを示す国債などの売却益を除いたコア業務純益は1・1%減の360億4千万円だった。

 不良債権(金融再生法開示ベース)は1・1%増の924億円。不良債権比率は0・02ポイント低下し2・08%となったが、大口先の格付けを下げたことに伴い、倒産に備える貸倒引当金が4・2%増え、347億4600万円を計上した。