福祉行政と市民をつなぐ民生委員・児童委員のなり手不足や高齢化が深刻化する中、県は本年度、協力者や後継者を育成する事業に本格的に乗り出す。民生委委員制度や活動を学ぶ講座を開くほか、一日同行して活動を体験する機会を設ける。県は人材確保に加え、新事業を通して地域全体で民生委員活動を支える機運の醸成も図りたい考えだ。民生委員制度はことし創設100周年で、12日は民生委員・児童委員の日。

 県が新たに始める「民生委員協力者・後継者育成講座」では、大学教授ら有識者による講演に加え、民生委員が講話し、やりがいなどをアピールする。シルバー大学校や宇都宮大、佐野短期大などで6回程度開催し、学生から高齢者まで幅広い世代に活動への理解を深めてもらう。

 「一日体験」は、委員とともに高齢者宅を訪問するなどして見守り活動に同行したり、地域で開催するサロン活動の運営を補助したりする。講座の受講者らを対象に6回程度開催し、約60人の参加を見込む。