那須雪崩事故、5月中に現地調査 6月3日に2回目の会合

 那須町湯本の国有林で登山講習会中だった大田原高山岳部の生徒と教諭の計8人が死亡した雪崩事故を受けた第三者による検証委員会について、県教委は6月3日に第2回会合を開くことを決めた。宇田貞夫(うださだお)県教育長が9日の定例記者会見で明らかにした。5月中に検証委委員による現地調査や当事者の聞き取りを複数回行う。

 会見で宇田教育長は「県教委として検証委の調査検証に誠心誠意対応し、一丸となっていきたい」と話した。

 検証委は10人の委員と、地元山岳関係者ら協力委員4人で構成。4月16日の初会合では6月までに中間報告をまとめ、9月末までに事故防止に向けた提言を行う方針を決めている。

 宇田教育長は「遺族の思いも踏まえ、なるべく早く検証委として事実関係をお知らせしなければならない」と述べ、6月末までに中間報告を間に合わせたい意向を強調した。

 県教委によると現在、初会合で指摘された疑問点を整理し、関係者への詳細調査を行っている。学校を通じた参加生徒への聞き取り調査は既に終了している。

 現地調査は、関係者に心理的な負担を与えないよう非公開で行うという。