ブレックス、躍動の60戦 Bリーグ東地区優勝までの軌跡

ブレックス、躍動の60戦 Bリーグ東地区優勝までの軌跡

 プロバスケットボールB1は7日、レギュラーシーズンの全日程を終了した。NBLとTKbjリーグを統合したBリーグ初年度。栃木ブレックスは最終成績46勝14敗で初代東地区王者に輝いた。最大目標のBリーグ初代チャンピオンへ自信を深めた60試合を振り返る。

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 幕開けは悪い意味でのサプライズだった。実力で勝っているはずの秋田に開幕戦はよもやの敗戦。だが気を入れ直した第2戦から8連勝など一時首位に立ち、前半30試合を23勝7敗の東地区2位で折り返した。後半30試合は立ち上がりから8連勝で首位を奪還すると、その座を明け渡すことなく東地区王者の称号を手にした。

 下位チーム相手に星を取りこぼすなど、らしからぬ敗戦も多かった。一方で約4カ月間の交流戦は最高成績で終え、総合力の高さも示した。

 全60試合でブレックスが負け越したチームはない。17チーム中11チームに勝ち越し、直接対決の勝敗で並んだ6チームに対しても得失点差で上回ってタイブレークを取った。

 特に東地区で頂点に立ち、全体2位に付けた意味は大きい。

 東地区はリーグ全体勝率トップ5のうち3チームが所属する激戦区。さらに、その東地区でブレックスはA東京と千葉の上位陣とそれぞれ8試合が組まれた。数字以上の価値が見いだせる。

 この強さを支えたのは、チームが誇りとするディフェンス。1試合平均失点はリーグ唯一の60点台(69・8点)。「目指すべきところに達している」とトーマス・ウィスマン監督も満足する仕上がりだ。

 地区優勝は目標の一つだった。そして「この東地区で勝っていくことで、CSへの準備はおのずとできてくると考えていた」と指揮官は明かす

 今季は最終盤に主力の出場時間を抑え、けがのジェフ・ギブスも戦戦に復帰した。コンディションの面でも、これ以上ないレギュラーシーズンだった。