懸け橋40年、1576人に光 栃木県アイバンク

 病気や外傷で角膜が濁るなどして移植を必要としている人と、角膜を提供する人(献眼者)の懸け橋となる県アイバンクが6月、設立40周年を迎える。これまでに献眼者は842人に上り、移植を心待ちにしていた1576人の人生に光をもたらした。ただ近年は、献眼の意志を生前に表明する献眼登録者の数が低迷しており、県アイバンクは「移植を待つ人たちは常にいる」として、県民の積極的な登録を期待している。

 アイバンクは厚生労働大臣の許可で運営され全都道府県にあり、総数は54。県アイバンクは1977年に認可され、県内のライオンズクラブが運営している。

 献眼は本人が生前、アイバンクに登録するか、登録がなくても遺族の了承があれば実施できる。原則的に一眼ずつ、2人に移植される。角膜が透明であれば、視力が悪かったり白内障などの疾病があったりしても献眼者になれる。

 県アイバンクが把握する現在の待機患者は18人。常に20人程度が移植を待っている状態だ。小倉理事長は「待機患者ゼロを目指し、活動を続けていく」と意気込む。

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