廃校高校、人気ロケ地に 栃木県内で16年度は7割増 交通の便や自治体協力が魅力

廃校高校、人気ロケ地に 栃木県内で16年度は7割増 交通の便や自治体協力が魅力

 廃校となった県立高校跡地での映画・テレビドラマのロケ件数が増えている。主に旧足利西、旧田沼、旧喜連川の3校跡地が利用されおり、県観光交流課が4日までにまとめた2016年度の3校の利用件数は、前年度比69・2%増の44件で、過去最多となった。16年度までの過去5年間では、3校合計で114件に上っている。

 同課の担当者は「高速道路や新幹線など交通アクセスの良さやエキストラの確保がしやすいこと、自治体が協力的なことが件数増加につながっている。県や自治体が作品制作を支援してきた成果」と説明した上で、「本県は制作会社のある都内から近く、経費が抑えられる利点があるようだ」とみている。

 学園ものの撮影は高校の要望が多く、現在、県立高跡地でロケに使用できるのはこの3校のみ。

 過去5年間で45件に上る旧足利西高は、09年3月に廃校となり、足利市が県から取得した。同市は「映像のまち構想」の拠点施設と位置付け活用している。主な作品はドラマ「水球ヤンキース」、映画「ちはやふる」の「上の句」「下の句」など。

 13年3月の廃校後、佐野市が取得した旧田沼高の5年間の累計は25件。ドラマ「相棒14」、映画「傷だらけの悪魔」のほか、2月には映画「帝一の國(くに)」のロケに利用された。

 さくら市が取得し、映画やテレビ以外のプロモーション映像などでも活用されている旧喜連川高は、5年間で44件のロケがあり、映画「悪の教典」「森山中教習所」が撮影された。