ウォッシュチーズの試食会に臨む参加者

 【宇都宮】本県で生産量の多いビール麦や乳製品をPRしようと、県内のチーズ研究会やブルワリー、酒蔵が「オール栃木ウォッシュチーズ」が立ち上げ、那須産のチーズを地酒などで熟成させたウォッシュチーズの開発に取り組んでいる。10月中旬からクラウドファンディング(CF)を活用し商品化を目指す。代表の上御田(かみみた)町、会社員篠崎巨佳(しのざきみか)さん(40)は「チーズを起爆剤に栃木は全国でトップクラスの食材にあふれていることをPRしたい」と意気込んでいる。

 ウォッシュチーズは、熟成過程で表面に塩水やワインなどのアルコールを吹き付けて作り、独特の香りやうま味を引き出すという。国内では日本酒やビールで定期製造しているチーズ工房はほとんどない。 県外企業で働いたことで本県の地元産食材の魅力を再発見した篠崎さんは、那須産のチーズに着目し新たな特産品を開発しようと約3年前に構想。県内のチーズ工房や酒蔵を巡って協力を仰ぎ、今年8月上旬にオール栃木ウォッシュチーズを設立した。