引きこもり相談倍増 栃木県総合センター16年度まとめ 前年度2倍、5000件超

引きこもり相談倍増 栃木県総合センター16年度まとめ 前年度2倍、5000件超

 ひきこもりや不登校などの人を支援する県子ども若者・ひきこもり総合相談センター「ポラリス☆とちぎ」(宇都宮市下戸祭2丁目)に2016年度、寄せられた相談は5087件で前年度に比べ倍近くになったことが、2日までに同センターのまとめで分かった。14年10月開設のセンターが認知され、関係機関を通じて相談ニーズが掘り起こされたことなどが背景にあるという。相談が就労や高校卒業程度認定試験(旧大検)に結び付くケースも出ており、引き続き学校などの関係機関や自治体との連携強化を目指す。

 15年度の相談は2676件だった。半期で見ると、開設後の14年10月~15年3月は1090件だったのが、16年10月~17年3月は2594件と2・4倍に増えた。中野謙作(なかのけんさく)センター長は「社会から見えないひきこもりの人はまだいるはず。時間を掛けた支援が必要な分野で、今後も支援態勢の充実が不可欠」と話す。

 開設から2年半余り。関係機関との連携も進み、警察署や弁護士、社会福祉協議会などから対応を依頼されるケースも増えている。

 センターが特に重視する学校との連携も出始めた。文部科学省によると、高校中退者の約3割がニートになるとされ、いかに在学中から支援につなげるかが課題となっている。