小山市議会の角田良博(つのだよしひろ)副議長(67)=7期=のセクハラ行為で精神的苦痛を受けたとして、同市女性職員が慰謝料など計220万円の損害賠償を求めた訴訟の弁論が26日、宇都宮地裁(今井攻(いまいおさむ)裁判長)で開かれ、女性職員と角田副議長の本人尋問が行われた。女性職員は「隣の席に呼ばれ、背中に手を回してきた」と証言。副議長は、隣の席に座っていないとしてセクハラ行為は「一切身に覚えがない」と述べた。

 訴えによると、副議長は2015年6月の市議会と市執行部の懇親会で女性職員の背中や腰を触り、その後電話で「俺の女になれ」などと言ったという。

 尋問で女性職員は、副議長の意向が別の市職員から伝えられ副議長の隣の席に座ったと証言。女性職員は「背中をなで回すように触られた。(副議長が)イスを近付け30~50センチの距離だった」と述べた。

 一方、副議長は選曲中のセクハラ行為、さらに懇親会後の電話などをいずれも否定。19日の証人尋問で目撃状況を証言した市議2人について「その人の感覚。分かりません」とした。

 この問題で市議会は副議長への議員辞職勧告決議案をこれまで7度可決したが応じていない。