那須町湯本の国有林で登山講習会中だった大田原高の生徒と教諭の8人が死亡した雪崩事故は27日、発生から1カ月となる。県警は学校関係者ら100人超を事情聴取するなどして捜査を進める一方、県教委が設けた検証委員会の検証も始まった。

 ◆県警

 県警は事故翌日の3月28日、那須塩原署に68人体制の特別捜査班を設置。事情聴取した学校関係者や生徒らは100人超、複数回の聴取を含めた延べ人数は約200人に上る。

 これまで事故があった国有林周辺で現場検証を行ったほか、大田原高を家宅捜索。現場付近の捜索では手袋などを発見した。

 事故発生から1カ月を前に県警の五味渕晃(ごみぶちあきら)刑事部長は26日、「所要の捜査を推進し、1日も早い真相究明に努める」とのコメントを出した。

 ◆県教委

 県教委は11日、第三者による検証委を設置。学識経験者ら10人の委員と地元山岳関係者ら4人の協力委員で構成し、16日に初会合を開いた。

 初会合で委員からは非常時の連絡体制や講習会の目的などに質問や疑問の声が上がった。

 引率教員10人の聞き取り調査結果は、報道陣らに非公開で報告された。ただ検証委によると「証言は必ずしも一致していない」という。