4月の小山、火災多発傾向 複数延焼も多く消防が警戒強化

 【小山】今月に入り(23日現在)、市内で発生した火災は9件で前年同月比7件増と多発傾向にあることが24日、市消防本部への取材で分かった。うち建物火災は6件に上り、過去5年間で最多。2月には市内の店舗兼住宅が全焼し5人が死亡する痛ましい火災があっただけに、同本部は消防車両の巡回や住宅用火災警報器設置を呼び掛けるなど警戒を強めている。

 同本部によると、4月に発生した火災は建物6件、車両1件、下草など「その他」2件。建物のうち住宅は3件で、いずれも隣接する棟に延焼するなど規模が大きな火災となっている。死者はいない。

 4月の月別火災発生件数は2013年5件(建物4件)、14年9件(同2件)、15年3件(同2件)、16年2件(同1件)、今年9件(6件)で推移している。出火原因は調査中だが、同本部は「4月としては異例の多発傾向」とみている。

 同本部管内全体でも(小山市、野木町)今年に入り増加傾向が続いている。1月から今月23日までに前年同期比19件増38件の火災が発生。建物火災は17件、うち住宅は14件で全火災の37%を占めている。

 火災発生の多発傾向を受け、同本部は消防車両の警鐘による警戒を実施中だ。また各地区の自治会連合会総会で火災発生の状況を説明するとともに、消防法で設置が義務付けられている住宅用火災警報器の設置と点検を呼び掛けている。同本部予防課は「火災に対する備えを万全にして安全安心な生活を確保していく」としている。