ジャガイモ不作、「いもフライ」「じゃがいも入り焼きそば」に打撃 栃木県南B級グルメ

 一部ポテトチップスを販売休止に追い込んだ北海道産ジャガイモ不作の影響が、県南エリアのB級グルメにも及んでいる。佐野市の「いもフライ」、栃木市の「じゃがいも入り焼きそば」などの店は個人経営が多く、原料価格高騰の打撃は大きい。「安くてうまい」で定着しているだけに値上げしづらい側面もあり、各店からは悲鳴が上がっている。

 昨年夏、北海道に台風が上陸した影響で道産ジャガイモの収穫量は激減。大手菓子メーカーが一部商品の販売休止を発表する事態となっている。

 「仕入れ値は例年の倍。こんなに高いのは記憶にない」。道産男爵いもを使ういもフライの老舗、いでい焼(やき)そば店(佐野市上台町)の女性店員は肩を落とす。1本90円。原料高騰に伴い利幅は大きく落ち込んでいるという。

 佐野市の「いもフライの会」事務局によると、コンビニやサービスエリア販売用などの冷凍製品も品薄状態。専門店の中にはリスク分散を図り、地元農家に作付けを頼む動きも出始めた。例年4~5月はジャガイモの供給が少なくなる時季でもあり、早川隆(はやかわたかし)事務局長(52)は「今が踏ん張りどき。6月になれば品薄が少しは解消されるのでは」と期待を込める。