とちぎ支援センター開設1年 保育士「復職」82人 面談会、資金貸与など効果

 県と宇都宮市が2016年4月に開設した「とちぎ保育士・保育所支援センター」を通じて保育士に採用されたのは、今年3月末までの1年間で82人だったことが、22日までの県こども政策課のまとめで分かった。合同就職面談会の開催や復職時の資金貸与制度の導入などにより、16年10月以降に急増した。本年度は新たに復職希望者同士の語り合いの場を設け、資格を持ちながら働いていない潜在保育士の職場復帰をサポートする。

 同センターは保育士資格を持つ2人の専任コーディネーターが職場復帰を目指す求職者らの相談に応じるとともに、保育所の要望に沿って就職をあっせんする。就職面談会や研修会も実施している。

 16年度の求職者は163人で、同センターが101人に職場をあっせんし、82人の採用につながった。採用者の勤務形態は、正職員が17人、正職員以外の常勤職員が22人、非常勤・パートが43人。

 県が16年10月から始めた復職時の資金貸与制度の実績は、就職準備金(最大40万円)が13件、未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸し付け(月額2万7千円を上限に費用の半額、期間1年間)が20件だった。合同就職面談会は16年11月に小山市と那須塩原市、同12月と17年2月に宇都宮市で開催し、計136人の求職者が訪れた。