「こども食堂」開設半年、誰もが集える場所へ 佐野・ほほえみ館

 【佐野】寺中町の介護福祉施設「ほほえみ館」で月1回開かれている「ほほえみこども食堂」がスタートから半年を迎え、地域住民をつなぐ場として定着しつつある。子ども食堂は「貧困」と結び付けてイメージされやすいが、共働きや一人親家庭のほか、誰もが訪れやすい空間づくりを心掛けている。提案者でスタッフの神田華奈(かんだかな)さん(26)は「必要とする人に広く知ってもらいたい。ホームページやブログはもちろん、SNS(会員制交流サイト)も活用して発信したい」と意欲を見せている。

 同食堂は、同施設を運営する介護福祉事業会社「HSコーポレーション」が主催し毎月第3金曜の午後5時半から開催。「個食」となりがちな子どもの支援や地域住民がつながる場をつくろうと昨年10月、介護や学童施設活動の延長として始まった。同社などによると、市内では唯一という。

 スタッフは6人で、うち3人は栄養士の資格を持ち、アレルギー管理にも配慮。参加者は会員登録し、保護者との連絡や出欠確認はスマートフォン向け無料通信アプリのLINE(ライン)で行う。

 7度目の開催となった21日は、未就学児や児童20人と、保護者6人が集まった。レクリエーションや食事中には「みんなと遊べて楽しい」などと、子どもたちの笑い声が絶え間なく響いた。佐野日大短大の学生ボランティア4人も参加。準備から片付けまで協力した。企業や地域住民からは、食材の寄贈も受けるようになったという。