「近代人」のカウンターに立つ平山さん。同店は多くのジャズプレーヤーを育んだ=2011年

 「ジャズのまち・宇都宮」の象徴的存在として、宇都宮市内で50年以上にわたり親しまれてきたジャズバー「ジャズスポット 近代人」の店主、平山正喜(ひらやままさよし)さんが12日午前1時1分、病気のため同市内の病院で死去した。78歳。自宅は宇都宮市下戸祭。通夜は14日午後6時から、告別式は15日午前10時半からともに同市上欠町719の1、宇都宮市悠久の丘2階式場で。喪主は長男拓哉(たくや)さん。

 1960年、同市内で喫茶店「近代人」を開店した。ジャズの隆盛に合わせ、ライブハウスとして奏者が気軽に演奏できる場を提供。一代で半世紀以上続く、全国でもまれな店としてジャズファンに知られる。

 同市出身の世界的ジャズミュージシャン、渡辺貞夫(わたなべさだお)さん(85)のファンクラブを設立し、県内でのコンサート活動などを支えた。

 第一線のジャズミュージシャンをライブに招く一方、若手にも積極的に演奏の機会を与えた。同市出身で世界的に活躍するギタリスト高内春彦(たかうちはるひこ)さん(64)をはじめ、50人を超えるミュージシャンが、同店での演奏活動を経てプロ、セミプロとして活動している。

 宇都宮ジャズ協会創設メンバーで、副会長として市が進める「ジャズのまちづくり」に尽力した。うつのみやジャズのまち委員会委員、ナベサダファンクラブ会長。