児童の通学路で行われた県警の移動式速度違反取り締まり装置による取り締まり=12日午前7時35分、上三川町上蒲生

 県警は12日、上三川町上蒲生の町道で、持ち運び可能な小型の速度違反取り締まり装置を初めて活用した。同装置は、道幅の狭い通学路などの安全を確保するため県警が本年度、導入したもの。道路脇に設置された同装置が通行車両に目を光らせ、児童たちの登校を見守った。

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 同日朝、下野署員と県警交通機動隊員の計5人が取り締まりを開始。三脚付きの同装置を、道幅約5メートルでセンターラインや歩道のない上三川北小の通学路脇に立て、まずは作動状況などを確認した。

 同装置は、違反車両などを駐車させる場所がない道路での取り締まりが可能になる。制限速度を超過した車にセンサーが反応。ナンバーや運転者を自動で撮影し後日、車の使用者を摘発するという。

 この日は約1時間にわたり、取り締まりが行われた。同装置とその傍らにいる警察官の姿を目にして、減速するような車も見られた。児童たちは、同装置の反対側の道路沿いなどを歩いて登校していた。

 同署の矢吹幸大(やぶきゆきひろ)交通課長(43)は「ここは抜け道で交通量も多い。しっかり安全確保に努めたい」。現場を訪れた同校の田崎敬典(たさきけいすけ)校長(59)は「ドライバーが注意して速度を落とせば、自然と子どもたちの安全につながる」と抑止力にも期待した。

 

 県警は今後、県内各署の要望や実態に応じて各地で同装置を活用していくという。