12月で最終回を迎える「じけんち市」。9日の第247回も多くの人でにぎわった

 【足利】家富町の鑁阿(ばんな)寺北側の通りを歩行者天国にして毎月開かれてきたフリーマーケット「じけんち市」が、12月9日の第250回を最後に、約25年間の歴史に幕を下ろす。運営スタッフの高齢化などが原因で、出店者からは「店を出すことが生きがいになっている人もいる」と、惜しむ声が上がっている。

 「じけんち市」は鑁阿寺北側の南北に延びる「奥の院通り」を会場に、1994年3月から毎月第2日曜日に定期開催している。地元の家富町2丁目自治会有志が町おこしを図ろうと「奥の院通り研究会」を結成して運営。イベント名は、かつて同寺の領地だった周辺地域が「寺家(じけ)」と呼ばれていたことから名付けられた。 当初は15店程度の出店だったが、現在は飲食店や衣料品販売など市内外から50店以上が店を出している。ただ、多いときで40人いた運営スタッフは15人ほどに減少し、平均年齢も約70歳と高齢化が進んでいた。