産後ケアや母乳・育児外来の利用を呼び掛ける新小山市民病院の助産師松田さん

 【小山】神鳥谷(ひととのや)の新小山市民病院は今月から、育児に不安を抱える産後の母親を支援するため、「産後ケア」と「母乳・育児外来」の二つの事業を本格的に始めた。産後うつなどを予防する狙いで、いずれもベテランの助産師が中心となって対応する。病院は現在、常勤の産婦人科医が不在で、お産や妊産婦の診察は行っていないが、経験を積んだ助産師を生かし、最大限のサービスを提供していきたい考えだ。

 核家族化が進み、親族から離れて出産し身近に相談できる相手がいないまま育児が始まることも少なくない。母親の孤立を防ぐため、産後ケアなどの支援の必要性が指摘されている。

 同病院の「産後ケア」は生後4カ月未満の乳児と母親が対象。授乳や乳房ケア、沐浴(もくよく)などを指導する。個室で過ごすため、母親の休息の時間も確保できる。1泊2日(2万5千円)、日帰り(1万3千円)、半日(7千円)の3コースで、いずれも食事付き。