「御学問所」など特別公開 日光田母沢御用邸

「御学問所」など特別公開 日光田母沢御用邸

 日光市本町の日光田母沢御用邸記念公園で15日、大正天皇の貞明(ていめい)皇后が使った「御学問所」と「御座所」の特別公開が始まった。天皇陛下が幼少期に過ごされた場所でもあり、訪れた観光客は由緒ある建物に見入った。5月31日まで。

 同御用邸は日光出身の銀行家の別荘に、赤坂離宮として使われた紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築するなどして造営された。

 御学問所と御座所は2階建ての別荘部分で、毎年春の限定公開。JRグループが本県を対象に来春展開する大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」を控え、今年は「プレDC」の事業として期間を4週間ほど延長した。

 天皇陛下は学習院初等科5年生だった1944年7月から約1年間、学童疎開先として過ごされた。京風の優美な造りで、絹を用いた畳の縁や折り鶴などの釘隠しを見ることができる。

 庭園のシダレザクラはあと1週間ほどで見頃を迎えるという。さいたま市北区、会社員清野和幸(せいのかずゆき)さん(45)は「とても美しい建物。連なる屋根も印象深いですね」と話していた。