熊本地震1年、栃木県内のボランティアも復興祈る 「支援の継続必要」

熊本地震1年、栃木県内のボランティアも復興祈る 「支援の継続必要」

 熊本地震は前震の発生から14日で丸1年。2日後の本震と合わせ2度も震度7の揺れが襲い約19万棟の住宅が損壊した被災地には、遠隔地ながら本県からもボランティアが赴いた。被災地を知るボランティアは復興を祈り、支援の継続を訴えている。

 ボランティア団体「チームかぬま」代表の山ノ井濱市(やまのいはまいち)さん(66)=鹿沼市上殿町=は昨年、3回にわたり被災地に入った。

 「被害の大きさに圧倒され、あぜんとした」

 最初に訪れた昨年5月中旬。熊本県益城町でワゴン車を運転する山ノ井さんの目に入ったのは、目線と同じ高さまでつぶれた民家の瓦屋根だった。

 発生直後から、メンバーの「被災地に行きたい」との声が相次いだ。2015年9月の関東・東北豪雨で、本県に全国から駆け付けてくれたボランティアへ恩返しの思いがあったからだ。

 今年3月にも被災地に入った鹿沼市社会福祉協議会の柴田貴史(しばたたかし)さん(39)は今、「被災者が本音を言える場づくりが必要」と感じている。

 「復興の流れに乗れない人、本音を言えずに悩んでいる人に寄り添っていきたい」と、1年たった後の支援を見据えている。