栃木セキスイハイム(株) 代表取締役社長 廣澤英次氏

住宅業界に「営業革新」を

 人口減少の進行により、2016年に約96万戸だった全国の住宅着工件数は30年に79万戸、40年には54万戸まで減少すると予測されている。こうした状況を踏まえ、展示場数の縮小や営業担当者の減員など「消極的な守り」に入る住宅メーカーが少なくない中、栃木セキスイハイムは逆に積極的な設備投資を行い、昨年11月、新たな営業拠点として体験型ショールーム「セキスイハイム ミュージアム栃木」を建設した。

 「住宅業界はここ数十年、展示場展開という『枠』の中から脱却できない状況にありました。このミュージアムを使った展開は、まさに住宅業界における『営業革新』と言っても過言ではありません。家の原点に立ち返り、家族にとって本当に大切なものとは何かを見つけることのできる場所にしていただければと考えています」

 従来のショールームとは一線を画すプロジェクションマッピングやデジタルサイネージ、MX4Dなど最先端技術を駆使した五感に訴える「住まいの生活提案型空間」となっている。「人生には、自分の生き方が変わってしまうような特別な一瞬が訪れることがあります。将来マイホームを考えている方にもそんな瞬間がきっと訪れます。検討を始める前にぜひ一度足を運んでください」

 設立45年の歴史で培った知識と技術を駆使し、県内新築物件で2万4千棟を超える実績を誇る。さらなる地域密着を目指し、総合展示場が出展していないエリアにもショッピングモール敷地内に展示場をオープンさせる展開を開始した。昨年1月にハイム黒磯店、9月にはハイム日光今市店を新規オープン。また、建て替えも含め同日一斉に3展示場をオープンし、1年間で計5展示場のオープンとなった。

 「これからも、人口減に伴う住宅着工件数減少を見据え、競合が激化する中だからこそ、今後も積極的な営業展開を図っていきます」