失敗バネに悲願達成 栃木県勢初、ジュニア五輪総合優勝の君島(塩原中)

失敗バネに悲願達成 栃木県勢初、ジュニア五輪総合優勝の君島(塩原中)

 岩手県の雫石スキー場で開かれたスキーのJOCジュニアオリンピックカップ全国ジュニア競技会で、君島王羅(きみしまおうら)(塩原中3年)が県勢で初めて総合優勝を遂げた。高校生も参戦する中で達成した悲願の日本一。君島は「2月の全国中学大会(全中)で成績を残せず悔しい思いをした。JOCは優勝を狙い、納得のいく結果を出せてよかった」と笑顔を見せた。

 大会は3月24~27日に開催。当時2年生だった君島は中学1年生から早生まれの高校1年生までが出場するK2部門に参戦、153人で回転と大回転の合計タイムを競った。

 大回転で10位につけると、その後の回転で2位に入り、逆転総合優勝を決めた。安定した滑りを心掛けたといい、「大回転で入賞したことが大きい。得意の回転に自信を持って臨めた」と勝因を挙げた。

 昨年4月にカナダで開かれた国際大会「ウィスラーカップ」U14男子大回転で優勝した実力者。ただ、全中やJOCの全国大会はタイムを求めるあまり、転倒したりポールをまたいで失格したりして、10位入賞すら果たせなかった。

 コンマ100分の1秒を競う世界。大回転と回転ともに失格に終わった2月の全中以降は、ゴールすることを目標に練習。「攻め過ぎず、速度を落とし過ぎず、そのバランスを探すのが難しかった」と明かした。

 一昨年からスポンサーを得て、国内の有望選手が集う「サロモンチーム」に所属。さらに、ことしは同年代のトップ選手たちによる「ジャパンユースチーム」にも初選出された。