大山小に届いた45個のランドセル。白石校長は「心温まる」=6日午前、那須塩原市下永田8丁目

 来春入学する児童のために、匿名の寄付者からランドセル45個が那須塩原市大山小に贈られていたことが6日、分かった。2011年に全国で児童養護施設などへの寄付が相次いだ「タイガーマスク運動」をほうふつとさせる出来事で、同校の白石仁一(しらいしじんいち)校長(59)は「心温まる本当にありがたいこと。(就学援助制度に該当するなど)必要な子に役立てたい」と話している。

 大量のランドセルが大山小に届いたのは8月30日午前。色とりどりのランドセル6~7個が入った大きな段ボール7箱が、宅配便で次々運び込まれたという。

 依頼主の欄に住所などの記載はなく、「45のおじさん」とだけ。添えられた手紙には「将来を担う子供たちが明るく元気に毎日を過ごせますよう願いをこめて」「おじさん45より」などと記されていた。

 職員室では「タイガーマスクって本当にいるんだ」などと大騒ぎになり、白石校長は「子どもたちを気に掛けてくれる人が身近にいるように感じ、本当にうれしい」と感謝する。

 那須塩原市教委は「送り主の意思を尊重し、基本的には市内の小学校全体ではなく(宛先の)大山小で役立てさせてもらう」考え。10月から始まる就学時健診時に、保護者らに対して就学援助制度などとともに活用を案内するという。