北海道を襲った大地震を受け、本県で生活する北海道出身者からは、古里の被災や家族らを心配する声が相次いだ。

 アイスホッケーのHC栃木日光アイスバックス今野充彬(こんのみつよし)選手(28)は震度5強を観測した苫小牧市出身。6日朝、ニュースで地震発生の第一報を知り、家族と無料通信アプリLINE(ライン)で連絡を取り合った。「全員無事でよかった。連絡が取れてほっとした」と安堵(あんど)する一方、「今後、どんな余震が起こるか分からない」と不安は募るばかりだ。

 祖父母宅が震度7を記録した厚真町にあり、高校生のころまでよく遊びに行っていたという今野選手。「親近感がある場所でこんな地震が起きてショックだし、残念」と言葉少なに語った。

 同じく苫小牧市出身の岩本和真(いわもとかずま)選手(29)も、実家で1人暮らしの母親と携帯電話で連絡がついた。「『結構揺れた』と言っていたが、落ち着いた様子だった」。棚から物が落ちるなどし、母親は断水に備え、風呂やペットボトルに水をためるなど対応に追われた。

 「ニュースで地震を知った時は正直怖かった」と岩本選手。「母も自分も、気が抜けない。情報を伝えたいが、こまめに連絡すると携帯電話の電池がなくなってしまう」と母親を案じた。

 また、十勝地方に住む長女と朝、携帯電話で連絡を取った札幌市出身の那須塩原市中央町、「チーズ工房那須の森」代表落合一彦(おちあいかずひこ)さん(74)は「揺れはそれほど大きくなかったそうで、無事が確認できてよかったが、停電で困っているようだ。地震で道内全域が停電になってしまうとは驚きだ」と話した。