女子高生2選手躍動 日本選手権そろって初出場 トライアスロン

女子高生2選手躍動 日本選手権そろって初出場 トライアスロン

 水泳(スイム)、自転車(バイク)、ランニング(ラン)の3種目を続けて行うトライアスロンで、本県の女子高校生アスリートが奮闘している。作新高の見形知亜莉(みかたちあり)(宇都宮村上塾)と白鴎足利高の飯塚唯(いいづかゆい)(県トライアスロン協会)の2人だ。10月に都内で開かれた第23回日本選手権(スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)に大会最年少の18歳でそろって初出場し、見形が総合18位、飯塚は途中棄権ながらも死力を振り絞った。

 五輪選手など52選手が出場する中で善戦した見形は、最初のスイムで流れに乗った。当日は海が荒れていたが、3歳から続けている経験を生かし「腕の回転数を多くし、ハイピッチで泳いだ」。5位で泳ぎ切ると、バイクで20位と順位を落としたが、ランで粘りを見せて18位まで巻き返した。

 「トップ選手とレースができてうれしい」と語る笑顔の裏には苦悩もあった。今年6月に「心室性期外収縮」が判明し、7月にカテーテル手術を受けた。「自分では追い込んでいるつもりでも記録が伸びなかった」。術後は練習にも苦戦したが、そんな不安を払拭(ふっしょく)するレースとなった。

 塩谷中時代には水泳で関東出場などの実績もあるが「壁も感じた」。高校進学後にトライアスロンに転向し、着実に力をつけている。来春は看護学校に進学する予定だが、「できれば、競技と両立できる道を探したい」と熱意を語った。

 無念の途中棄権となった飯塚はランのスペシャリスト。高校では陸上部に所属し、「フォームを矯正し、歩幅を狭めて回転数を上げた」結果、昨年は全国高校駅伝のアンカーを務めるまでに成長。今年の県予選でも3区で区間賞を獲得し、チームの4連覇に貢献した。

 だが、日本選手権ではスイムで47位と出遅れ、バイクで巻き返しを図ったが、約20キロ地点で周回遅れとなり強制終了。得意のランを見せられぬままに終わり、「練習不足。自分の力不足を思い知った」と悔いを残した。

 小学1年生から競技を始め、佐野南中でも陸上競技と両立した。現在はバイクの練習は週末に父・栄昭(ひであき)さんとマンツーマンで行い、苦手なスイムは部活終了後に地元のプールに週2、3日通って強化している。

 トライアスロンは五輪正式種目。飯塚は「得意なランは一番走れる自信がある。大学ではスイムの強化に力を入れたい」と先を見据えている。