K2登頂を果たし、勤務先が書かれた旗を手にする遊佐さん=7月22日午後、パキスタン(遊佐さん提供)

遠征隊が挑んだK2のルート

ベースキャンプから臨むK2=6月、パキスタン(遊佐さん提供)

K2登頂を果たし、勤務先が書かれた旗を手にする遊佐さん=7月22日午後、パキスタン(遊佐さん提供)
遠征隊が挑んだK2のルート ベースキャンプから臨むK2=6月、パキスタン(遊佐さん提供)

 世界第2位の高峰登頂に、喜びと悲しみが交錯した。5月下旬からパキスタンのK2(8611メートル)登山に挑んだ遠征隊メンバーの日光市猪倉、会社員遊佐正明(ゆさまさあき)さん(55)と同市木和田島、無職片柳紀雄(かたやなぎのりお)さん(69)が2日までに、下野新聞社の取材に応じた。「登りの苦しさから解放されたうれしさ、安堵(あんど)感があった」と登頂時の思いを語る遊佐さん。一方、下山途中には隊員の1人が滑落し、命を失った。副隊長としてサポートした片柳さんは「喜びよりも悲しみの方が強かった」と複雑な心境を明かした。

 2人は北日本海外登山研究会を母体とする10人の遠征隊に参加。5月下旬に出国し、6月上旬にK2登山拠点のベースキャンプ(BC、5100メートル)に入った。酸素の薄い高所に順応するため、C(キャンプ)1(6090メートル)まで登ってBCに戻り、C2(6800メートル)まで登って下りるといった行程を繰り返した。