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最後の大会で元気よく滑走する子どもたち

 宇都宮市小学校スケート競技大会が27日、54年の歴史に幕を下ろした。参加人数が減ったことなどから、主催者の市小学校体育連盟が廃止を決めた。宇都宮市城南3丁目の市スケートセンターで開かれた最後の大会には77人の選手が参加し、力を出し切った

 同大会は1970年、市内の各小学校がスケート教室を開いたことを機に始まった。ピーク時には、300人を超える選手が参加。その後、200人台をキープしていたが、2019年には200人を切り、新型コロナウイルス感染症の影響で20、21年は中止となった。

 同連盟は、参加人数の減少をはじめ、スケート場への移動手段や練習内容などに課題が多いこと、体育の授業で指導をしていないことなどを理由として大会をやめることにした。

 最後となった第52回大会に参加したのは、市内29校の5、6年生。男女、学年別で、200メートル、300メートル、400メートルのタイムを競った。感染対策として、リレー種目は取りやめ、無観客での開催。競技役員や学校関係者らが静かに見守る中、児童たちは懸命に氷上を滑った。

 フィギュアスケートを習っているという横川西小5年神山莉望(かみやまりの)さん(11)は「フィギュアもスピードも好き。大会がないのは寂しい。来年も出たかった」と惜しんだ。

 同連盟の竹沢昭(たけざわあきら)会長(58)は「大会がなくなるのは、非常に残念。スケート以外にもスポーツはあるので、児童たちは自分に合った競技に出合ってほしい」と話した。