赤く色付いたイチジクの収穫作業=30日午前6時50分、佐野市

 県内で唯一共同出荷しているイチジクの収穫が、佐野市内で最盛期を迎えている。

 県南西部の比較的温暖な気候を生かし、JAや同市、県農業振興事務所が米麦農家などの複合作物として推奨。2015年に「JA佐野いちじく栽培研究会」(熊倉功雄(くまくらいさお)会長)が発足し、市内16人の農家が生産している。

 同市富士町にある熊倉会長(75)の畑には約4アールに35本を植えている。鈴なりになった直径約6センチ、高さ約8センチの実が、黄緑色から赤紫色に色づき収穫時期を迎えたため、毎朝約1時間、一つ一つ丁寧に収穫している。作業は11月ごろまで続き、大きさごとにパック詰めされ、JAを通して県内の市場に出荷する。

 熊倉会長は「イチジクは暑さに強く今年は猛暑で多少生育は早いが、雨が少なくできはいい。産地は愛知県など南が多いので、鮮度は負けない」と話した。