【バックス新戦力】FW松井渉「若きスピードスター」

 「最初からバックスでプレーしたかった」。武修館高(北海道)を卒業し、プロクラブの門をたたいた。

 契機は高校3年時の春。同校OBのDF佐藤大翔(さとうひろと)が練習に訪れ、U−20日本代表の若武者を後押し。トライアウトで入団が決まった。小学時代に憧れたのは斎藤兄弟。チームメートになり「不思議な感覚」とはにかむ。

 母子家庭で「親に迷惑を掛けないように」と、法大で活躍する兄・洸(ひろし)とは別の道を選んだ。自立し、プロとして活躍する姿を見せることが恩返しになると考えている。

 若手らしく足を使い、ゴールが見えたらシュートを打つ。「ゴールに向かう姿勢とスピード」がアピールポイント。藤沢悌史(ふじさわよしふみ)アシスタントコーチは「パックを持った時のスピードや得点センスは非凡なものがある」と評価する。