復活したお囃子を伝承する北赤塚町大杉友好会のメンバー

 【鹿沼】市南端にある北赤塚町の大杉神社祭典が26日、同所の公民館で行われ約200人が参加した。118世帯の地区住民が年に1度集う祭りで、約34年前に復活したというお囃子(はやし)演奏を継承し絆を強めている。お囃子の復活時を知る地域の高齢者は「お囃子を覚えていた人がいた。お囃子が途絶えたままなら、今のような地区のまとまりはない」と今年も祭りを通じ老若男女が交流を深めた。

 北赤塚町の中央地区にある稲荷神社に、大杉神社のみこしが安置されている。かつてはアンバ様として各戸を回ったという。地域住民の無病息災などを願う祭りで、40歳以下の「若衆」が中心となる祭りだ。

 変遷をたどると「お囃子」がキーワードとなる。北赤塚町の福島隆男(ふくしまたかお)自治会長(68)らによると1957年までは2日間行われ、地域を回る「会所囃子」だった。翌58年から25年間は囃子はなかった。理由は定かでないという。そして84年から2009年の間に会所囃子が復活、有志による保存会もできた。10年から北赤塚公民館で開く祭典、同公民館での居囃子と現在の形になったという。