演奏会へ向け練習に励む門下生ら

1973年の第一回研究発表会の時の集合写真。後列左から1人目が当時の高田さん

演奏会へ向け練習に励む門下生ら 1973年の第一回研究発表会の時の集合写真。後列左から1人目が当時の高田さん

 【栃木】2006年に他界した市出身の箏(そう)曲奏者、高田育子(たかだいくこ)さん=享年(72)=をしのぶ演奏会「高田育子先生を偲(しの)んで」が9月2日、市栃木文化会館で開かれる。今年が高田さんの十三回忌にあたることから、門下生らが9年ぶりに開催。高田さんへの追悼や感謝の思いを舞台で表現しようと、練習に励んでいる。

 高田さんは3歳ごろから箏を始め、40代で日本を代表する邦楽グループ「邦楽4人の会」のメンバーとなった。主に低音域を担当する十七弦箏の奏者として、国内だけでなく世界各国で演奏活動を行い、現代邦楽の魅力を発信し続けた第一人者だ。

 また、高田さんは1970年ごろに市内で「現代邦楽研究会 箏(こと) 藍の会」を立ち上げ、門下生を熱心に指導した。

 第1回の研究発表会から参加し、現在は同会代表として会員の指導にあたる瀬志本理華(せしもとりか)さん(56)は「先生は音楽に妥協をせず指導も厳しかった。曲に対して誠実に向かうこと、曲を解釈して楽しむことを強く教わった」と懐かしむ。