演奏を披露するおはやし会のメンバー

 【芳賀】延生地蔵尊として知られる下延生(しものぶ)の城興寺で23日開かれた「夜待ち盆踊り」で、地域の人によるおはやしがお披露目された。これまで町外の民謡の会に頼っていただけに、自前は悲願。メンバーは、かつて「関東随一」とも言われた盆踊りのにぎわいの再興に力を注ぐ。

 65回目となった夜待ち盆踊りは、翌24日の日の出に合わせた本尊地蔵菩薩(ぼさつ)の開帳を待つ行事。金の龍が刺しゅうされた金龍旗を争奪し踊りを競う大会で、1970年代、境内は集った人であふれ返ったという。

 ところが時代とともに人は減った。往時のにぎわいを取り戻そうと2010年6月、檀家(だんか)らが「延生地蔵尊夜待ち盆踊り保存会」を発足。やぐら、太鼓などを整えて、運営に当たる。

 こうした中、長年、宇都宮市内の民謡の会に委託してきたおはやしを自前で賄う機運が盛り上がり15年6月、有志がおはやし会を結成。委託先に通い稽古を重ねた。