板室温泉でアートコラボ 高校生と作家140点展示 那須塩原

 【那須塩原】湯治とともに芸術に触れてもらおうと、板室温泉を舞台にしたアートコラボ「MITEARU嬉(き)」が4月1日、旅館や飲食店など18カ所で始まる。日本最大級の公募展「国展」を運営する「国画会」の作家と、黒磯南高など地元高校を中心とした6校の美術部員による作品計約140点を展示。企画した板室温泉旅館組合は、4月から始まるJRグループの大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」の実施期間に合わせ誘客を図り、多くの人に作品に触れてもらいたい考えだ。

 板室温泉は現代の湯治の在り方として「温泉文化 生活文化 芸術文化を味わう 板室温泉」というコンセプトを掲げている。旅館組合の室井孝幸(むろいたかゆき)組合長が、国画会会員の洋画家で黒磯南高の梅澤希人(うめざわまれと)校長に温泉街でのアート展実施を呼び掛け、実現した。

 室井組合長は「ふだんアートを目にしない常連の湯治客に芸術に触れてもらうのと同時に、芸術が好きな新たな客層を取り込めたら」と期待する。作家として自身も出品する梅澤校長は「高校生が作品を発表できる舞台は少ないので貴重」と歓迎し、「地域貢献になるし、作家も高校生も互いに刺激し合える」と話す。