PVのワンシーンで大樹に手を振る光景(日光ファンTV提供)

 【日光】東武鬼怒川線のSL「大樹(たいじゅ)」が今月10日で運行1周年を迎えたことを記念し、地元有志の映像団体「日光ファンTV(ニコテレ)」と日光今市フィルムアカデミー(NIFA)は「想(おも)いよつながれSL大樹PV(プロモーションビデオ)」を完成させた。約7分のPVには、沿線から大樹に手を振る地元住民らが多く出演。監督を務めたニコテレの鈴木栄司(すずきえいじ)さん(41)は「日光の宝の大樹を、より地域に根差したものにしたい」と話した。

 ニコテレは2014年11月の結成以来、市内のイベントなどのPR動画を制作し、日光の魅力を発信してきた。NIFAは13年4月から、市内で定期的に映像編集技術などを伝える教室を開いている。

 2団体は今年4月、日光のSLをPRすることで地域振興に役立てようと初めてタッグを組んだ。

 6月から撮影を始め今月中旬に完成したPVは、機関庫からの出庫で始まり入庫で終わる。大樹の「1日」を表現しており、大樹の走行風景をはじめ、手を振る沿線住民、運行を支える機関士やSL観光アテンダントの仕事風景も収録されている。

 制作には市民や観光客など約1千人が協力し、ドローンでの空撮は市内で映像制作などを行う会社「upLuG(アプラグ)」が手掛けた。

 BGMには、市出身の女性2人による音楽ユニット「モアモカ」が大樹の運行1周年を記念して作った「想いよつながれSL大樹」を使用。鈴木さんは「出演している地元の子どもたちには、将来にわたって大樹への愛着を持ち続けてほしい」と願っている。

 PVは動画投稿サイトのニコテレチャンネルで閲覧できる。