赤ちゃんが先生、命の尊さ学ぶ 新年度、全中学校で実施 鹿沼市

 【鹿沼】赤ちゃんが先生役、母親は講師役となって学校を訪問し、赤ちゃんを抱っこするなどして生徒に命の尊さなどを学んでもらう、市の赤ちゃん交流体験事業「いちご未来ふれ愛プロジェクト」が新年度、市内の全中学校で行われる。本年度、地域の少子化対策を目的に3小学校と3中学校をモデル校として実施し、生徒や母親らから好評だったことから拡大する。市こども未来部は「先生」となる乳児と母親、サポーターの協力を広く呼び掛けている。

 少子化により乳幼児と触れ合う機会が少ないため、生徒に子育ての喜びや苦労を体験してもらうのが狙い。参加した母親は生徒の姿から赤ちゃんの将来をイメージし、子育ての励みにしてもらうこと、また市は生徒の将来の子育てに対する期待、意欲を育むことも目的としている。

 本年度、小学校は西大芦小、清洲第一小、津田小で行い71人の児童が赤ちゃんの手足に触れ、抱っこに挑戦した。中学校は西中、南摩中、南押原中の182人が体験した。6会場で38組の親子が協力した。

 赤ちゃん交流体験事業を実施した小中学校のアンケートでは、「赤ちゃんを抱っこしたことがある」が71%で「ない」が29%だった。「赤ちゃんをかわいいと思うか」の問いでは、「とてもかわいい」が実施前71%、実施後は85%になった。